梅雨に参拝した妙法院・2024年

6月下旬に京都市東山区の智積院にアジサイを見に行った後、北隣の妙法院に参拝しました。

妙法院は、天台宗の三門跡寺院の一つに数えられるお寺です。

門跡寺院とは、代々、皇室関係者が住職をつとめてきたお寺のことです。

門跡寺院は、格式の高いお寺が多いのですが、妙法院は誰でも参拝できます。

クチナシ、アジサイ、キキョウ

妙法院には、京阪電車の七条駅から北東に約10分歩くと到着します。

市バスだと、「東山七条」で下車してすぐです。

妙法院の北門に到着。

北門

北門

東大路通に面する総門は、現在、国宝の庫裏(くり)が工事中のため閉ざされています。

その工事中の庫裏を左手に見ながら、南に向かって歩いていきます。

そして、境内の南西角まで歩いてきたところで、東に向きを変えます。

梅雨とあって、空は曇り。

境内

境内

七卿碑の周囲は、コケと木々の緑が美しいですね。

七卿碑と緑

七卿碑と緑

妙法院は、文久3年(1863年)の八月十八日の政変で、7人の公卿が長州に落ち延びることを決めたお寺として有名です。

七卿碑の近くでは、クチナシが白色の花をたくさん咲かせていました。

クチナシ

クチナシ

しおれている花もありましたが、まだ元気な花が多いですね。

南東角に建つ本堂の普賢堂。

本堂

本堂

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂の北側には庭園があります。

中には入れませんが、外から見ることはできます。

庭園のサツキは、まだ花を咲かせていましたが、そろそろ終わりそうです。

サツキ

サツキ

これが、今年最後に見るサツキの花となりそうです。

庭園の池のほとりでは、真っ青なアジサイも咲いていました。

アジサイ

アジサイ

このアジサイは、青色が一際濃いですね。

梅雨らしさを感じる色であります。

背がとても低いキキョウも、たくさんの花を咲かせていました。

キキョウ

キキョウ

これから9月頃まで、京都各所でキキョウの花も見られますね。

ハンゲショウは、葉の表面を白色に染めていましたよ。

ハンゲショウ

ハンゲショウ

毎年、7月の半夏生の頃に葉が白くなるのが特徴です。

半分化粧をしているように見えることから、半化粧と表記することもあります。

本堂にお参りを済ませて、北門に戻って来ました。

来る時には気づきませんでしたが、北門の脇では、オレンジ色のユリの花が咲いていましたよ。

ユリ

ユリ

妙法院は、庫裏の工事が行われているためか、参拝者は誰もいませんでした。

庫裡の工事が終わるまでは、訪れる人が少なそうですね。

この後は、禅居庵に参拝します。

なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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